
オンリー・ハーツで1995年に製作した『tokyo skin』という映画があります。脚本と主演は、中国人俳優の修健です。東京で暮らす中国人やパキスタン人、久々に海外から戻ってきた日本人たち(いずれも青春が終わろうとする30歳前後)がもがきつつも、かすかな光を見出そうとするドラマで、修健のリアルな思いがこめられています。映画には日本で暮らす多くの中国人たちに出演してもらいました。みんな貧しかったのですが生きるエネルギーに満ちていました。
修健は今映画プロデューサーとして大成功し、2006年には彼が製作した高倉健主演『単騎千里を走る』が日本でも公開されました。この映画の世界的な大監督チャン・イーモウが明日の北京オリンピックの開会式を演出します。『tokyo skin』の女優オーディションに立ち会ってくれた人でもあります。